うちにはいくらある?

「ねえ、うちにはお金いくらある?

ちょうだいってねだってるわけじゃないんだよ!

ただ知りたいだけ。」

うーーーん、

「9まん9せん999えんよりいっぱいは、ないよね?」

うーん
ないっていうと心配するし、あるっていうと 学校中に−−ほんとに校長先生にまで
−−言いふらすと思うし

私「あのね、お金の話はね、ひみつだよ。うちにお金があるって言うと、泥棒が来てしまうかもしんない。
お金があるよって言いふらすと、どうしてもお金が足りない人が、欲しくなっちゃうんだよ。

うちに、本当にお金がないと、もし病気したりしたときに、困るから、少しは ためてるんだよ。でも、それがいくらかは、教えられないの。」

1「ぜぇえったい、ほかのひとには、ひみつにするから!」

私「うん、1号が、秘密を守ろうとするのはわかるんだよ。

でもね、ひみつの内容を忘れちゃって、言ってしまうのは、大人でもあることなの。
秘密も、聞いたら いいたくなって、口がむずむずするのね。

子どもに、あんまりたくさん秘密を持たせたくないから、20歳になったら教えてあげるね。一人で暮らすようになったら、お金がいくらいるか、計算しないといけないから、そのときに教えるね。」


今日はこれで納得したけど、さあ次までに新たな理屈で知りたがるんじゃないかな。