一滴もこぼさずに


**汚い話になるのでスルー推奨**

1号は、病院の先生は好きだけど、

治療に使う、舌を押さえる器具が嫌い。

自分で、1「すみません、銀色の棒が嫌いです」といって、使わずにみてもらうのだけど、

今日はどうしても見えないということで、1「では、使ってもいいです」ということになった。

それはおえっといいながらも持ちこたえた。

しかし、「溶連菌の疑い」とのことで、長いめんぼうで、のどの粘膜を擦り取る、

ということになった。

1「いやです」

先生「ゴメンねー。でも、難しい病気みたいなの。
この検査をしないと、その病気かどうか、お薬が効くか、わからないんだ」

1「がんばります」


ところが、ヤッパリひどくおえっとなったらしく、

1号が自分で、手近にあったボウルをとって、吐いた。

(そんなボウルがあるとは 私、ぜんぜん知らなかったが、

うがい用のボウル??いつも もったり してるのに、すごいすばやさで間に合った)

ボウルいっぱいにはいて、看護婦さんに手渡し、

1号「足りません、お替りください」

お替りの容器をもらって吐いていた。

「すごい、一滴もこぼれませんでしたね。

あなたが嫌がる器具は、本当に、理由があって、イヤなんですね」


と先生にほめてもらった。

検査の結果は白で、よかったよかった。