言葉に厳密にこだわる

1号は毎晩のように、言葉について細かく聞いてくる。

ま、正直 私も日本語をいい加減に使っているし、
誤用の嵐だろうし
そんなに細かく聞かれてもわからんよ〜とうんざり気味・・・

1号は、なんとなく言葉を使う、というところが弱い子なので、
納得行った言葉しか使わない。自然に覚えにくいぶん、理屈で補うしかないんだろうけど・・・

「おれって、”間抜け”だったこと、ある?」「俺って、”横柄”だったことある?」というのが延々とね・・・


「こないだ、駅に自転車で一緒に行ったやん?

そのとき、1号が、工事現場に、自転車で突っ込んでいったやん?

”こちらへ””こちらへ”っていっぱい標識立ててあったのに・・・

そういう時、間抜けだったんじゃないと?」と答える。

1号も「そうだった!こないだ、学校見学に行ったときも、
”ここから先立ち入り禁止”って書いてあったときも、
おれは みてなくて、どんどんはいって行ってしまったんよね〜

それって、”ずうずうしい”って いう?」


・・・・(うんざり)「わざとじゃないし・・・ずうずうしい、ではないと思うけど・・・」


だんなが

「1号は、ずうずうしくもないし、間抜けでもないよ。


おまえは、気立てのいい子だよ・・・」といっているが、


1号は、そういう 感情のフォローがほしいわけじゃなくて、


単に、辞書を引くように私を利用してるだけなのです。電子辞書をいつも見てるんだけど、辞書に書いてある内容自体をあまり理解できないようで、聞いてきてるだけ。

いつも辞書を持ってて、言葉の細かいことを聴いてくる・・・というと、すっごく言葉に興味があって造詣が深いのか と間違われることもあるけれど、そうじゃなくて、その逆・

現代文のテスト(普通学級で受けるもの)も、ほとんど出来ていない。

ほとんどの人が、言葉をこういう風に覚えて、こういう風に使っている、というのと、

1号の 言葉の覚え方・使い方は

システムが違うんだよ、といってみた。

1号は、10歳年下の3号よりも、もっとコミュニケーションがぎこちないので・・・