3号「お兄ちゃんの障害ってなんなの」

と聞いてきた。

小学校になり、クラスに、支援学級のお友達もいるので、自然とそう思ったらしい

「障害というのもいろいろあって、お兄ちゃんの障害は軽いみたいよ。

コミュニケーションの障害というか…

言葉は話せるんだけど微妙に浮いてるというか…」

「ぼくのクラスの支援学級の子は、浮いていないよ。沈んでるよ(「溶け込んでる」、の意味と思われる)

「昨日、昔のビデオみてたらさ、お兄ちゃんが小6くらいのがうつってて…

”おかあさん、””こんなはずじゃなかった””ってどういういみ?”ってしつこく聞いてるのがうつってたの。

2号は2年生だけどそういう意味わかる?」

「わかるよ。

思ってたのと違う、がっかりみたいなことでしょ」

「なんでそういう言葉を知ってる?」

「漫画で見たかもしれないけどなんでかわからないけど知ってる」

「だよね、普通は、言葉って、自然に覚える。こんなはずじゃなかった、という言葉も、どういう場面で言われたかによって内容が違うよね。

でもお兄ちゃんは、辞書を読んで覚えるから、今はつかわない古めかしい言い方を本気で使ったり、”この言葉、知らないの?辞書に書いてあるよ”というよね?

それって、自然に使ってる言葉を覚えられなくて、文字は読めるし言葉も言えるけど、コミュニケーションが苦手ということなんだよね…

わかる?」

と聞いてみたがイマイチの様子。

「でも障害があっても、いいところもいっぱいあるお兄ちゃんだし、

もし、学校や外で障害があるお子さんを見ても、障害何?とか、聞いてほしくない人もいるから、

〇〇障害なんでしょとか言わないであげてね」

と言ってみた