囲碁をやっていてよかった!3号

夫が将棋好きで、幼稚園生活だった3号も食いついていた。

幼稚園の帰りにも、公園で遊びながら、公民館で将棋教室があってるっぽいのを
「いつもやれて良いなあ!」と

羨ましそうに眺めていた。(後でわかったがそれが囲碁クラブだった)

おえかきちょうも 金 銀 飛車 角、将棋の駒のえだらけだった。



のだが、
幼稚園生相手に夫が容赦なく叩き潰して、「どう、お父さん強いでしょ!」を数回やってしまったので
幼稚園じの心折れる。
「もう ちょうぎは ちない」

夫が見ている将棋番組の後の囲碁番組をみて、

「あれ何?オセロ?」というので、
くもんのいご というおもちゃを、クリスマスプレゼントでもらって、
なかにはいってた漫画の小冊子で打ち方を覚えたらしい。


その後、地元のイベントで、囲碁のおじいちゃま達クラブの出店を見つけて、そこで何時間も、粘った。
「そろそろご迷惑だと思うので」と先生にこえをかけたら、

「お母さん、来週、明日からですが、このこは週3かい囲碁の集まりに来ますからね!もう約束して有ります。」

その後、大会にはでていて四級くらいになっていたが

週三回の囲碁クラブには
教えてくれた先生の体調の事情でいらっしゃらないことが増えたのと(そこはプレイの場であり、こどもに教えてくれる先生は少なかった。もちろん皆さんの大事なプレイの場なのでそういうものである)、学校が4時過ぎに終わるので、遅くて囲碁の集まりに間に合わなくなってきた。

そういう頃囲碁大会では、開会の挨拶やゲストのプロ棋士などが、

囲碁というものは素晴らしくて、
囲碁やってたら塾とか行かなくても勉強できるようになります!
囲碁が脳に良いんです!


というのが多かった。
わたしは、ひそかに、(またあ~)と眉唾だったのだ。

しかし大きくなって見ると、
囲碁続けてるこは成績もいい子がおおい。

おじいちゃま達の過去の話をチラッと聞くことがあっても、
(理系の?技術系の?)社会で活躍されたんだな!というかたが多い。

そして年齢に関わらず、ラインもネットも駆使されてたりする(新しいものの飲み込みが早いみたい)。
(しかし囲碁大会の情報などはネットでは見つかりにくい)

3号も、「僕は、囲碁も ものすごく真面目にやったわけではないし、
勉強は、もっと、していないけど、囲碁はほんとうによかった。

囲碁は交換のゲームよ。対等な手数で、交換しながらどういう形になるかがものすごく面白い。すべてのゲームに通じると思う。
勉強もだけど、囲碁やってたらどんなゲームもコツが掴みやすい!

僕は囲碁があってほんとうによかった!お母さんも僕の好きなことを邪魔せずに好きなだけさせてくれた。

好きな事が脳の容量を増やしてくれたと思う。

みんな囲碁やればいいのにって思うよ」



小六頃は、やっぱり将棋もしたい将棋の教室にも行ってて、草餅もらったとかすごく可愛がってもらってた。

(そこも一年ほどで生徒数が少なくて閉所になってしまったが。もっと強いこの集まる教室があるからそっちに行ったら良いかもねと教えてもらったが行かず終わった。)

小六ころは、金曜将棋、土曜囲碁教室、日曜は大会かプロに習う、
で、びっしりだった。


3号「教室の先生やさしいの。褒めてくれるし、花を持たせてくれるの。」
といったら夫が怒った。自分のこどもがよそ様に大事にしてもらって(親の自分ができないようなことをしてもらって)怒るって何なんだろう?
と、この辺から私も夫への考え方が変わって来たように思う。

そして今では将棋も夫より3号のほうが理解が深いみたい。
読むのも3号のほうがはやい。
でも今でも夫とは指さない。

幼少時に、叩き潰さなければ、今では、切磋琢磨できたかもしれないのにね。と思う。