町で声を掛けられる


わたしは、知らないおばさんに 声をかられて
話すことに あまり抵抗がない。

昨日もバスの中で、1号の独り言に、後ろの席のおばさんが答えた。

それがきっかけで何やかやと話すことに。

そして1号のこだわり振り(わたしに対する質問攻め、同じ質問を数回)
を見て、
「自分の子にそっくりだ、答えてあげて、」「面白いじゃないの。」とおっしゃる。
そして、「よくよく子供の様子に気をつけてあげて」、と。

どうも1号は、そのおばさんに 話をとられたのと、
大きな声でにこやか、まくし立てるような 話し方(話の内容は受容的な、また面白い話満載だったのに)
が苦手らしく、フンとしている。
(1号は、ボソッとしたシャイな男性 が わりと得意なので)

どうも、聞いてると、そのおばさんの子どもさんも自閉的なお子さんじゃないかと思える。もうおとなで私くらいの年らしいけど。

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前にも似たようなことがあって、
本当になんだか 変な話なので 書きにくいのだけど、

歩いてるときに、「子供向け公演のチケットを買いませんか」といわれた。
その公演自体は、学校にチラシが入ってた、教育委員会推奨みたいな、
ごくごくまともな公演で、
私も 行こうかなと思ってたので、前売りで買えるのならいいかな、とおもった。

でも財布を開けたら お金を持ってなくて 断ろうとしたら、
チケットは渡してくれて、「不足分は 今度でいい、待ち合わせでもして」
とおっしゃるので、連絡先をあちらも教えてくれ、わたしも教えた。
(こういうことすると だんなが「物騒だ」と嫌うので 書きにくい)

その人にお金を払うときに、
「実はわたしの子は もう大きいんだけど、ひとり、心配な子がいて、
小学校は友達にも恵まれ何とかやれたけど、
中学校でひどいいじめにあって、外に出れなくなった。
精神科にかかり、20歳過ぎて、自閉症といわれた。今も病院から出られない」
「こういう、子供が喜ぶ公演を、あのこと一緒にもっと見ればよかったかなと思ってかかわってる。」

という話になった。
おばさんの顔をまじまじと見た、そういえば、おばさんは親切なのに、
無表情だな、
というのは ずっと きにかかっていた。

「実はわたしの子も同じなんですよ。」
といった。

今はわりとすぐに診断がつくけど、
おばさんたちの時代は自閉症と言う言葉も聞かなかったろうし、
ましてや高機能という概念もなかったのでは。

それで 性格や 環境やめぐり合わせやなんかで、自閉的な傾向を持ちながら、
じょじょに適応していった人も居れば、
逆に 押しつぶされてしまった人も居るのではないかな


その公演は、2時間くらいあったが、1号も とっても楽しんだ。