どうしておかあさんは

二号が、ようちえんや 町で いろんな女の人を見て、
「私も早くお化粧したいな」
「きらきらつけたいな」とうっとりしている。
電車で、高校生 大学生に、「お姉さんはきれいね、、、」と話しかけたりすることもある。


振り返って、

「どうして、うちのお母さんは、あしがこんなになる靴(=といって つまさき立ち=ハイヒール)はかないの?」

「なんで、耳とか指とか、首とかに きらきらを、つけないの?
○くんのお母さんは毎日つけてて、きれいよ。」

「なんで、目とか くちとかをかわいく(お化粧)しないの?
すればいいのに、もってないの?」

「どうして、うちには、車がないの??
○チャンの家も、雨の日は くるまでくるよ」

んんー、なんででしょう。

「きらきら、ほかの人がしてるのはかわいいと思うけど、
私は、自分がつけるの、すきじゃないから。

すこし もってるけど ぜんぶ 二号にあげるね」

「車はね、免許はあるよ。
でも、昔、事故を起こして、人に怪我をさせてしまったの。
自動車学校で、適性試験というのを受けて、先生が、
「mmさんは、自動車に乗らないほうがいいな、事故を起こしやすいと思う」
といわれたけど、乗りたかったから、「大丈夫です」って、乗ったの。
でもやっぱり、注意が足りないから迷惑かけてしまった。

今でも、乗りたいな、と思うときもあるし、1号二号を載せてあげたいな、
と思うときもあるけど、
やっぱり運転が下手すぎるから、乗らないほうがいい と思って車は買っていないの。

バスも地下鉄も電車もあるからどこでもいけるし。
お母さんが運転するときはしゃべれないけど、電車ならしゃべれるし。

二号が 大きくなって、自動車学校でよく教えてもらって、
車のお金が払えるようになったら、運転できるね。」


1号「だってお母さんはアメリカで運転してたよ」

「(なんでそんなことは憶えてるんだ、5年前の話だよ。)
アメリカは、道も広いし、車も少なくて、
ルールもわかりやすくて、運転しやすいように出来てるの。
それでも、免許証をもらうまで何度もテストにおちたよ。

お母さんは 運転しないほうがいいんだと思うな。
日本の運転は もっと、難しいのよ。

アメリカの免許証はまだ持ってるから見せてあげるね」 

親戚が、二号に、マニキュアとかネックレスを貸してくれた。
髪もいじってもらって、二号はうっとり。

女の子って、教えられなくても
生まれつき??きらきらとか おしゃれすき、なんですね、、、。

私はたまに男性と間違われるんですが、さもありなん、と思ったのでした。

でも!最近、お肌、髪のお手入れも行き届き、いい匂いをさせてる
キラリン☆とした男の人たちも 結構、いますので、
「おお〜」と思ってみています。

脱線しましたが、
「私は きらきらはしないけど、それが二号のお母さんだよ。
○くんのお母さんは いつも、おしゃれできれいね。
わたしは、ああいう風にはならないけど、それでいいかな?二号は、おしゃれが好きなら自分はすればいいと思うのよ、
それで答えになってるかな?私も、二号に、「○ちゃんのようになって欲しい」「○ちゃんのような子がよかった」、といったことはないよね?

だから、二号が、「○くんのお母さんのようにおしゃれして欲しい」といっても
私は出来ないし、しないと思うけど。」

と尋ねたら、

「うん、お母さんはそれでいいわよ」

だそうです。