夢が たくさん、かなうこともある。だからといって、、、

私は 明るく無邪気な子ではなかったので、
将来に夢も希望もない、とずうっと思っていました。

自分がどうしたいか、なにになりたいか、何ができそうかもわからなくて。
「27歳ころ 核戦争かノストラダムスの災いで死ぬんだろうナ」などと思ってた
子供でした。

大学生のころ、お恥ずかしいのですが、今のだんなに対して、
「この人の子どもを産むひとは、さぞかし、楽しいだろうな」
と(ふと)思い、 相手に、そういった覚えがあります。

自分は まだ10代ですし、子ども自体苦手だし、結婚なんてとんでもない(自分には到底出来ない)と思っていたので、
「わたしが、この人を捕まえてやろう〜」とか思ってたわけではなく、
ふとそう思い、ふといってしまった。

だんな自体も すごくかっこいいとかでも、もてるわけでもない、平凡な人です。
「えっ?そう?」と笑って聞き流したようです。

同じころ、ガウディの図録か何かを見て、

「面白いものがあるんだなあ。こんなことを考える人が居たんだなあ。
コレを(建築物)みれたら幸せだろうなあ。

まあ、一生そんなことはなかろうけど」

と思ったことがあります。



なんというか、その10年後に、スペインにいける機会があって、
ガウディの設計した建築物も見ました。

だんなの子供は、わたしのおなかの中にいました。


二つとも夢がかなったわけなのに、
それが同時だったからいけなかったんですね。


つわりで、目も開けられず 「早く家に帰りたい」「妊娠なんかこりごり」とだけ思い、
ガウディ設計の公園のベンチで ビニール袋を手に持って
15分ごとにはきながら ずっと眠っていました。
写真を撮るにも カメラを持つのがおもくて、
億劫で、手が震えて とれなかった。

今でも、もったいないことをした、今度いけるチャンスは本当にないだろうに、
と思います。


でも、思うだけなら只なので、
「いつか、また行って見たいな」と思っています。

子どもに対しても、「思うのは自由だから、したいなと思ったことは
言ってみたらいいよ。私がかなえてあげられるわけじゃないけどね」

といっています。