僕は年をとるのが怖い

最近、
「1号君は何歳?」と聞かれると、非常にむっつりしたり、ぷいといなくなるようなことが増えた。
「だって、女の人に年を聞くのは失礼でしょ。
僕に聞くのも失礼だよ、あ、オレは女じゃないってことはわかってるよ」

「大人が子どもに年を聞く、それは挨拶だから、答えてよ。
うちの子と同じ年かな?とか、そういうことで憶えようとしてくれてるんだから、」と言い聞かせても、
「年は聞かれるのがイヤなんだ。教えない。」と、まだわだかまっている。



「○さんは(親類、90歳すぎてなくなった)、

僕が一年のとき骨折で入院した。

二年のときは、眠ったまんまで僕がわからなかった。

三年のときに死んでしまった。

みんな必ず年をとって病気になったりして死ぬんだよね。

だから僕は年をとるのが怖いんだよ。

お母さんやお父さんが年をとるのも怖い。

誕生日が来るのもイヤだ。年のこともヒミツだよ。」


うーーーん、今そのことで不安になって眠れない1号に、なんといって いいものやら。

「3号だって、赤ちゃんだけど、90年経ったらおじいさんだよ。

1号は3が生まれてこないほうが良かった?
1号は死ぬのが怖いから生まれてこないほうが良かった?

私は、もう**才だけど、だんなや、1号二号3号に会えてよかったと思うよ。
死ぬのが怖いのはそうなんだけど、それ以上に生きててよかったと思うよ。

生きてるうちに、楽しいことや、おいしいもの食べたり、

みんなで仲良く暮らせばそれでいいんじゃないかな?」


といってはみたものの、それ以上になんといったらよいものか全然わからない。

卒業式シーズンで、物事に終わりがある、好きになったり仲良くなった人とも別れるのを感じて、不安になってるんだろうな、とは思う。

また、そういうことを感じるようになったのは成長だとおもう。