食育?フィットネス?


食育もフィットネスも、うちには縁がない話だと思っていたが。

先週、手打ちうどん屋さんに食べに行った

→そこに、麺マシーンがあった。食い入るように見る二号。

→「あれ、面白いでしょ。うちにもあるよ。めったに出さないけど、ほんとだよ。
餃子の皮とかもできるんだよ」と口走ってしまった。

→今日は朝も昼も1号がご飯を作って すこうし罪悪感があった

→「パスタマシーンがあるから、手打ちうどん作る?」と聞いたら

→「俺、担々麺がいい!(1号)「 私、辛いの食べられないから!餃子がいい!」(二号)


どうせ材料(ひき肉、小麦粉、にんにくしょうがなど)は同じだし、と両方作ることに。


これがあだに。

餃子の皮が ぽろぽろで、なかなか固まらず、砕けるので、何度もローラーにかける羽目に。
何度もかけるほど なめらかになっていきます。
ここで私の体力の80パーセントが失われた。


麺は 生地を少し柔らかくして、ローラーを最小限にし、簡単に済ませました。

あまった ぎょうざの皮の小片は、本当はまとめて皮にしなおすのでしょうが、私がばてて、
1号のリクエストで、あげせんべいに。

みんな、材料を ながいこと、見てるのに なかなか出来上がらないので、
おなかがすいていきます。

落ちた麺やら、生地の端っこを争って食べてます。

1号は、血走った私が苦手で、自分の部屋に帰りました。

3号は、眼を血走らせて、パスタマシーンにのしかかる私(体重をかけて載らないと、ずれちゃうんです)、ぐいぐいとハンドルを回すのを見て、泣きっぱなし。

泣いてもわめいても、足で(手が マシーンから離せないので)払われてしまいます。

たまに、ちぎれた生地をあてがって食べさせます。
あてがわれなくても、麺などをつかんで食べています。

もらうのだけでは足りなくて、

丸く型を抜いた 大事な皮(二号が、小麦粉をつけたり 型を抜いたり、さすったりして世話した)に、ビヨンと手が伸びてきて、3号の歯型がついたり(食べるのはどうせここにいる者だけなのでそのまま焼いた)。


ローラーに手を入れるんじゃないか、カッターに指を挟むんじゃないか、
と、絶えず3号は追い払われます。



まあ、こうして3時間格闘した末に 出来た餃子と麺は、数分で なくなりました。
みな、物も言わずに食いつきました。
おなかがすいていたせいで、美味しかったです。

年に一度くらいならば、やってもいいと思います。

腕もひざも がくがくになりましたが、生地を伸ばすとき(ウデを、ぐるぐる回す運動)に、「ビリー隊長」とか、「ダイエット アンド フィットネス」という言葉が なぜか浮かんでしまい、ふへっと笑ってしまいました。

机にじかに投げ出される麺、、、。