アルジャーノンに…

アルジャーノンに花束を

結婚前か大学生ころ一度読んだことがある。

知的障害のある33歳の男性が、脳の手術とかいろいろのことを受けて、
天才の知能に(徐々に)されていく。

そのときは感動したけど、そのままで、細かいトコは忘れてた。

1号が、ロールシャッハテストを受けて「何も見えません」といったり(本にもそういう場面がある)、
テスト自体を嫌がるたびに、チラッと そういえば…と、この本の中の記述を思い出したりしたかも。


古本屋で\100というシール貼ってあるのを見つけて、買った。
今読み返してみたら、
違うところに(どんな意地悪をされて それを主人公がどう受け取ったか、お父さんやお母さんが 彼に対し、成長に従って、妹が生まれて、どういう気持ちの変化をしていくか、本人が何を恐れて何を望んで…など)いちいち感情移入してしまう。
特に、学校で、「これ以上普通学級では、やっていけません。特殊学級に」と言われたときの怒りとか、「いつか普通になるんだから!」というせりふとか、覚えがあるなあ。

すこし古い本だけど古くさくなっていない、すごいな。

この手術あったら、1号にうけさせるかな。私は、ノーサンキューだな。

本人は、したがるかな?

ノーサンキューといいそうな気がする。なんとなく。