1号軽度知的障害の手帳を持ち、
軽い(けど無視できるほどではない程度の)自閉性障害の診断をもらってます
カレは最近 障害に興味があるらしく
町で見かけた人のことを家で話します。
障害のある人がいたよ、車椅子に乗ってたよ、とか、手話だったよ、
みたいに。
それを聞くと、からだの障害はわかってるんだなと思う。
自分が特殊学級に居て、普通学級の子と どこか違うということは しっているらしいけど、自分にも障害があるんじゃないかということはわかってるんだろうか?
できないのは、努力してないわけではなく、能力的な問題もあってできないんだ
ということを、言うべきなんだろうか?とむずむずしたりする。
ちょうどバスに乗ったときに、二号はいなくて、1と3と私だったときに、
ずうっと独り言を言っている青年が乗ってきた。
その青年は、ずっと一人ごとを言ってる、不安なのかな?
最初私のすぐとなりにいたけど、移動して1号のとなりに座った。
降りてから
1「さっきのひと、ずっと一人ごと言ってたよ」
「そうね。あんたも言うときあるよね。聞いててどう思う?」
1「障害があるんだなって思った。」
(あ、知的障害のこともわかるんだなあ)
1「でね、ラジオみたいだったよ。オレが、”こんにちは”って言ったら、
コマーシャルのまねと、”エビフライ”、って言ってた」
(うふふ、エビフライ)
1「俺夕飯はエビフライがいいなあ」
彼は特殊学級にいて、友達でもそういう、コマーシャルのフレーズを延々と言ってる子というのは見慣れてるので、怖いとかへんだというのはぜんぜんないらしい。
(もちろん1自身も、コマーシャルや好きなフレーズを言うことはよくあるし、唐突に笑い出すこともある。「道を歩いてるときや、電車、バスで言うのはやめてね、周りの人がびっくりするから、一人のときや、自分の部屋ではいいからね。」というのは伝えてあって。)