「当たり」が好きだった2号

さいころ、駄菓子の「当たり」に執着していた二号。
(1号は 当たりの事に興味がなく、見もせずに捨ててた)

あたりが出ると、いそいそと駄菓子屋さんに行くのだった。

そして、当たり券と一緒に、お金を出すのだった。

「お金は いらないよ」とお店の人にいわれても、私が言っても、聞かないのだった。


今、そのときのことを二号は話す。

「わたしね、あたりというのは、「もう一回買いに行っていいよという許し(=権利?)」のことだと思い込んでたと。

まさか、「あたり=お金がただになる」とは、しらなかったとよ。」



ああ、そうだったんですか