(特別支援学級)人数の多い学級、少ない学級

人数が多い学級と少ない学級、どっちがいいのでしょう?

結論は出ませんが、1号はこうだったというのを書いてみようと思います。


1号は、小学校を、特別支援学級で過ごしました。

この学級は 本当に人数が大所帯なのでした。

定員いっぱいに生徒がいますし、一人ひとりがすごく違う子達(動きの多い子、刺激に弱い子、と極端。

普通学級に交流にいける子も居れば、いけない子、行かせたがる親もあれば、いかせないで欲しいと希望する親、親は行かせたがるけど子はいきたがらない場合。。。などなど)なので、

先生方は 普通学級との調整だけでも、てんやわんやだったと思います。


特別支援学級での活動でも、不器用なお子さんが多いし、人数も過密なため、怪我やトラブル、親同士のトラブルも正直ありました。


ただ、人数が多い分、気が合う人同士も なんとなく集まります。
(派閥、排他的、にしてしまうかどうかはそのメンバー次第でしょう)


子供のほうも、人数が多い中で、自分と気が合う子、接触を減らしたほうがお互いにいいらしい子、がわかっていたようです。なので勉強になった面も多いです。

小学校時代は長いので、年を追うごとに関係性が変わり、犬猿の仲だった子同士が いつの間にか親友、みたいになることも。


うちのこの場合、自分に似たおこさんとは案外うまくいかず、
まったく違う雰囲気のお子さんのほうが好きだったようです。

親は、自分の子に似た雰囲気の上級生が、どんな感じで成長していくのか?を見れたのが本当に良かったです。

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小学校を卒業して、引越し先では、
今度は、先生一人に生徒1〜2人?というくらいの手厚い学校
になってしまいました。

まあ 最初は誰も知り合いがいないし、1号も、不安定で、周りの様子をからかいながら確かめる、といういやな態度も多かったのですが、

幸い受け入れがしっかりしていて、慣れるのは思ったよりも早かったです。

先生も、よく配慮してくださるので、恐縮してしまうほどです。


ただ、生徒が少ないので、子供同士のかかわりはどうしても少ないです。

1号が仲良くしたいと思っても 相手はそう思っていない、みたいな感じですし(障害の特性上でも)、
普通学級に行ってみても、対等に付き合えるお子さんはいないので(良くしてくれるお子さん、はいますが)

なんとなく寂しそうです。


小学校なら、ひとつの学校に、特別支援学級が2クラスくらい、一クラスに4,5人の生徒がいて、先生(と もし、倒れたり体調や行動の不安定なお子さんがいる場合は アシスタントさんOrボランティアさんがもう一人)がいてくれたら、という感じが、いいのかなあ?でも現実はなかなかそうも行かない、
というのが私の感想です。

一人ひとりが、通学学区の学校の特別支援学級に行けることが理想
だとすると、

どうしても、たくさんの特別支援学級が、小規模に散らばることになるし。
逆に、規模の大きい特別支援学級に集中させると、
兄弟が違う小学校に行くことになったり、
子供同士の、近所での付き合いがなくなってしまいがちになるのです。
(せっかく子供会に入れてもらっても、学校も違う、まるで知らない子ばかりでお互いどう接していいかわからないまま、という事態になりがち)


これという答えは出ないので、行ける範囲でいろいろ見てお子さんにあった場所を決めるしか、なさそうです。