障害 という言葉が私とあなたを別ける?

ちゃんと書けるかわかりませんが、、、。
(フィクションですが、ありがちな話です)



あるお子さん、A君とします、が、ふだんは、普通学級にいます。

障害があるようなのですが、知的能力も高いので、普通学級に居ます。

その子が普通学級にいるのは、親が「そうさせたい」といって無理強いしたのではなく、
就学前に 教育委員会の判定を受けて、
「通級が適当」(=普通学級に居ながら、週に一回、別の学級へ親とともに通う。)というのをもらっているからです。

それでも、普通学級に居て、「通級教室にも行きたい、でも、空きがない。ので行かれない」(通級の定員以上の対象児がいるのです)という人はいっぱいいます。

まあとにかくそのAくんは、集団にあわせられないので、飛び出したり、
友達の話に割り込んでしまったりします。

理解のある、扱える先生が見てくださるといいのですが、
そうでない先生もいらして、、、。

なんとなく、クラスのみんなが、A君を見る眼が冷ややかです。

A君のお母さんは、特に子供の障害を隠そうともして居らず、先生とも連絡を取り合っていたのですが、、、

あるとき、A君のいない場で、先生はクラスのみんなに、

「A君は障害があるのだから、みんな優しくしてあげましょう」

とおっしゃいます。

その先生なりの配慮のようです。

それでもA君のお母さんがそのことを聞いて青ざめます。


「うちの子はまだ自分が障害があるということを知りません。

周りのお子さんも、きちんと理解して受け止める年齢には思えません。

なぜ先生はそういうことをクラスでおっしゃるんだろう?

私は障害を受け止めているけど、だから誰にでも言っていいとは思っていないのに」


あーーー

私もこのお母さんと同意見です。

うちの子も、特別支援学級に居るのですが、
障害とは何かを うっすら知っていますが、
それでも、まさか自分に障害があるとは思っていないのです。

その子に向かって、「お前は障害があるんだろ、だから俺たちはお前にやさしくしなきゃいけないんだってさ」

なんていわれたら

うーーーーん。

(ちなみに、1号は今までそういう扱いを受けたことはなさそうです)
(たまたま、普通学級のどの先生も、
「1くんは、人が大勢居るのとか 音がいっぱいしてるのとかが苦手なので、特別支援学級に居るのよ。それでもみんなと同じ○年○くみのお友達です。1くんは、絵や字がとてもうまいのよ」といってくれてました。
私には、「1君がいてくれるので、みんな和やかに過ごしてます。居てくれると助かるわ。特に補助などはしてませんが問題はありません。ご心配なく。」といってくれて、、、。
実はこういう先生のほうが稀少なのかも、、、?)

よく、「差別はいけないが、区別は必要」といいますが、
あなたは障害がある、私には障害がない、こうして別けることに
何かいいことがあるのかしらね。