だんなが、最近仕切りと、
「このままでは日本経済はだめになる」「日本経済の破綻はすぐそば」
みたいな本を買ってくるので、お古を読んでいた。
それはいつなんだろう、と思って読んでいたんだけど、
経済的破綻より先に、まさかこういう自然災害がきっかけで、
日本の世の中全体がストップするようなことになるとは。
私は、職もないし携帯電話も持っていないし、車も運転できないし、IPADとかIPODの違いもわかんないし、
家には電気ポットも、オーブントースターも炊飯器もないし、
いったいいつの時代の人なんだと言われそうな（と言うか、だんなが「○くらい買えよ」とかいうんですが）暮らしをしてると先週までは思い込んでいたんだけど、それでもすごく恵まれているんだと思う
（誰と比べて、と言う意味ではなく）。
たった数分のできごとで、何十万人もの人が、おにぎり一個も自由に食べられないような 明日生きていられるかどうかわからないことになるとは。
それ以前に 命が数千人単位でなくなってしまうとは。
生きているということ、
日本の、この、高度に便利で、快適な暮らしが、どれほど薄い氷の上にいるような、奇跡的なことだったのかと思う。
