つわりのこと

やっと体調が戻ってきた(今6ヶ月の終わりくらいです)。

わたしは つわりが ややひどいほうだと思う。

自分よりもひどい人(はいた数をカウントしてて、「今日200回目の嘔吐でした」とメールをくれた友人もいるし、点滴してても体重がごっそり減った人も)もいるし、

一方、「どうもないのよ〜」「胃がムカッとするけど、吐くほどでもないけど」という人もいるから。

大嫌いなつわりだけど、終われば、これで、もう経験できないだろうから、記録用に。これまでの(1号二号3号のときの)つわりは
ほとんど忘れ去っているので。(忘れでもしないと 妊娠などできない)

以下不愉快な内容が続きますので読まないほうがいいです。

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自分は、割と早めに(5,6週ころ)つわりが出て、
まる3ヶ月ほど、顔は薄緑色、吐き気とめまいで立てなくなる。
歩きながら吐いたことも多々。
普段女性らしさが少ない分、妊娠したときの女性ホルモンを恨めしく思う。きっとすべてホルモンのせいなのだ。



水を飲んでも氷を食べても吐く日もあれば、

焼肉やとんかつが頭に浮かんで我慢できず、
深夜ファミレスに一人で行くこともある。

1週間連続で焼肉ランチを一人で食べに行った週もありました
(逆に、あっさりしたものを食べると吐く)。
とんかつの週もあったし、
安いファミレスでごってりしたものを食べる週も。

一度食べ始めると、数日しつこく同じものを食べてました。

普段はないんだけど、やたらに尿漏れ(そんな生易しいものじゃなく「尿飛び出し」子供の布オムツ当ててましたが)する週があり、
そのときに キーマカレーを食べるとその日は不思議と尿漏れしないことを発見。
(その後尿漏れは自然と治りました。出産後にまた、しばらくあるかも。)


みかんやオレンジのにおいが不愉快で我慢できない日もあれば、オレンジジュースを飲みたくてしょうがない日もあり。コーヒーや牛乳も納豆も同じ。
同じものを、「なんと、美味しい!」と思う日もあれば、想像しただけで気持ち悪い日も。


温度も。。。渋い熱いお茶でないと気持ちが悪い日もあれば、氷がりがり食べる日もあり。普段アルコールが飲めないが、ウメッシュが飲みたくなって困った。
(ためしに、ひとくちのんだだけで アルコールにより、きぶんがわるくなってしまうのだけど)


今回は長い間チョコレートがだめで、せっかくもらったバレンタインのチョコを見ただけで はいたことも。(子供たちが食べてるにおいもだめ)

さつまいも、パイナップル、イチゴとトマトとさくらんぼは 
どの日も、大体大丈夫でした。

春でよかった。


自分でも 何が今日は食べられるのか?
食べ物一切がだめなのか?
ぜんぜんわかりません。


食べ物だけでなく、外を歩いてるときにお線香の香りがどこかのおうちからしたり、すれ違う人の整髪料のにおい、いつもは好きな洗剤のにおい、タバコの煙(だんなが気を遣って換気扇や窓を開けて1階で吸うのに)が ほんのわずか2階に上がってくるのですら、だめでした。お風呂に入れたのに、歯磨きもさせた(=私がしたんじゃなく、1号が全部3号の面倒を見ていた)のに、子供の口の周りからサバのにおいがして「うっ」と遠ざけたことも。

ただ、秋に買っといた、球根が 咲いたときの、ヒヤシンスの香りはとても良かった。
毎日香りが変化していくのがわかった。


テレビで食べ物の映像を見るだけで はいたことも多々。

本を読む自分の目の動きで気分が悪くなり、パソコンのディスプレイの明かりや、スクロールも気分が悪くなり、テレビのカメラワークが激しかったり(「逃走中」という鬼ごっこ番組を二号が見てた)、印刷物の微妙なずれがあったり、めがねが見えすぎたりでも吐いてました。

一番わけがわからない原因は、

早朝 目がさめて、デジタル時計の、「5:48」という表示を見たとたんに 吐き気がこみ上げてきたとき。。。

数字で吐くなんて。


音も光も気持ちが悪い時期があり、
ドアもカーテンもびっちりしめ、階段からドアの隙間を伝って見える常夜灯もまぶしすぎ、電話やピンポーン♪がなると驚いて飛び上がるほど動悸がすることもありました(そういうときに頻繁に義母が。。。)結局、ピンポン!も電話も消音にしました。

そうやって寝てる私を見て二号が、

「かわいそうに。。。本も読めず、1日中動けないなんて、退屈でイヤでしょうね」

といってくれるんだけど、

退屈ではなくて、

気力も欲もほとんどないので、

ほんとに抜け殻のように つわりが過ぎ去るのを待つのみ、

かまったり気を遣ってもらうよりも、

ほおっておいてもらえるとありがたかった。

もしもうつ病がこんな感じなら、
ほおって置いて欲しいというのはほんとうに本当かもしれないなと思った。
つわりは 最悪、生めば終わるけど、
いつまで続くかわからないうつ状態の体調というのは
どれほどきついんだろう。と思ったりした。

精神も体調も気分も何もかも、
ホルモンだの脳内物質で すべてからだが支配されてるんじゃないか
と私は思った。



食事は 3号を幼稚園に送り迎えするついでに、なんとなくパンやコーンフレークなどを買っておけば、
朝は 各自自分の好きなものを自分で準備して食べるし、

昼は給食があるし

ゆうご飯を、1日中(どうしよう。。。。)と考えあぐね、
デリバリーか、外食か、起きれるときは一品作る感じでした。


だんなが さすがに4度目なので、つわりに慣れっこになっており、

「いつも、大体5か月めまでは、おきれないね、いつもそうだもん。
むりしたらだめだよ、つらいだろうけど、がんばってね」と、
理解とねぎらいを持ってくれてるのが何よりありがたかった。

つわりに関して だんなから、家事をしないことについての非難めいたことや 不便とかの愚痴を言われたことは一切、ない。(代わりに義母が言ってくれるんだけど)

だんなは、子供らを 食事に連れ出したり、週末は自分で作ったり、
お弁当やお惣菜で楽しくやったり(子供らやだんなは そういうインスタントや出来合いのものが大好きなのだ!)

まあ本当にだんなはいいやつだ!と思ったのだった。

ある親戚のおばが(血はつながってないのだけど)数日毎に ひっそりと、「たくさん作ったから」と
美味しいものを届けてくださって(ピンポンも鳴らさず 庭で遊んでる子供に預けておいてくださる)、本当にありがたかった。

つわりのことを忘れ去ると このおばの親切も忘れ去るといけないので
(私は調子が良くなるとすぐに人の恩を忘れる)
書いておきます。

おばさん ほんとうにありがとう。