テレビの録画番組を整理していたら
正月に録った、「箱根駅伝」の録画があった。
マラソンや、駅伝などは、カメラも、走ってる人も、揺れるので、
つわりが長かったわたしは とても見れずにいたのだった。
もう平気なので、ふ〜んと見ていたら
結構な頻度で、地震テロップが出ている。
いま思えばこれが大地震の予兆だったのかな・・・
それとも、このくらいの頻度の地震は普段どおりだったのかな・・・
まだ、原発が壊れるなんて ほとんど、誰も思ってなかった(であろう)時代だったんだ・・・
(私は、大学時代に、なぜか「風が吹くとき」を見てしまって、
本気にとってしまっていたので、
それ以来、”核”という単語に、びくびくしていたし、
チェルノブイリ事故の後に、イタリア製のスパゲッティを食べるとき
やや躊躇してはいたが、少しだからいいだろうと思っていた)
まあ、おおむね、心の中で ひとりおののいているだけですんでいて、
実際問題としては、
チリメンじゃこを、食べるか食べないか(結局「うまいね!」「おいしい!」と食べてしまったけれど)、
「ウサギりんご作って」といわれたときに、皮を残していいのか・・・
迷わなくてすんでいたんだ・・・
原発事故が起こったときには、もう妊娠していたし、
いまのように、赤ん坊に母乳をやるとき、(もし、このお乳のせいで、将来・・・?)と思わなくてすんだ時代だったんだな・・・
もしかしたら、「そう思わずにすんだ」だけで、
原発も、放射性物質も、あったのだけども・・・
でも、ほんの1年もたっていない駅伝の映像が、
いまとはぜんぜん違う世界に感じる。
もう絶対に戻れない世界・・・