アメリカの、小さい町に住んでいたときのこと。
小さな商店でも、大きなグロサリーでも、レジの人は、
「今日はどう?」みたいなことを言います。
後ろにズラあっと列が出来ていても。
また、列に並ぶ 知らない人同士が、
「あら、妊娠なの?」
「いいえ、違うのよ」
「ところでその商品おいしい?」
「そうでもないけど安いから」
などと話しています。
レジに話を戻すと、
「今日は調子どう」
「あなたの服(かばん、Etc)、好きだわ」
とか、いわれるとき、
最初は真剣に、挨拶なのか、本当に聞いてるのか悩みましたが、
そのうち、ほかの人がどう答えてるか聞いて
まねするようにしました。
どうでもいいわと思うときは 型どおりの挨拶に、
ちょっと話してもいいわと思う時には+一言。
日本人が集まって夕ご飯を食べてるときにこの話題になり、
「レジの人って、なれなれしくない?」
「うん、うん!今日なんかさ、
”今週の祝日 どう過ごすの?”とか聞くのよ。何で答えなきゃいけないのって感じ」
といった人がいて びっくりしました。
フレンドリーと思う境界線も人それぞれで、
行き過ぎと思う人には、なれなれしく感じるのかあ って。
そこで思ったのが、「お客様は神様」という日本の常識と、
「フレンドリーを心がけましょう」と書かれた グロサリーの従業員向けの張り紙。
どっちがいい、とかではなく、違うんだなあーとおもったことでした。