1号の初恋

うちの近所に、おいしいものばかり(でも、かなり高い)を扱う商店があって、

そこのレジのお姉さんを、当時3−4歳の1号が好きだったんです。
ポニーテイルで、褐色の肌、黒い髪、ぐるっとしたきれいな目。
20代前半?

そのお姉さんは、いつも、挨拶+一言添えてくれて。
1号の名前も覚えてよく呼んでくれました。

顔なじみになってからしばらくして、
「1号が お姉さんを好きなんです、一緒に写真とっていい?」
と言ったら とらせてくれて、後日、写真をわたしたら、
とっても喜んでくれました。

別の店で、買い物をしていて、何か知った顔だなあと思ったら、商店の彼女がお買い物してます。
「あ、あのお姉さんよ!」
と1号にいったら、
カートには 4歳くらいのこどもが!

「この間は写真ありがとう!うちの冷蔵庫に張ってるわよ。
あ、この子は3人目の子なの」


1号の ショックな顔が忘れられません。初恋破れた瞬間でした。