結局


何冊か本を読んだ。
本を読むのは大好き。
大体、図書館に行って、英米文学のコーナーで(日本のは多すぎて、どれが いいのか わからないから)、
ぱらぱらとめくって肌に合いそうなもの、よさそうなのを借りてくる。

私にとっていいものとは

※あたたかい 
タイトルに、おじさん、おばさん、インディアン、クリスマスがでてくるものは大体温かい

※おかしい  
おかしい本は、数ページパラパラするとすぐわかる、
最近の収穫「ママは決心したよ!」これはおかしくていい本でした!

※平凡かもしれないけど、ただしい
人が人を大事にするとか、愛するとかそういうのが好きです。
殺人とか 見栄を張るとか、嫉妬とか、浪費とか、中毒とか、陥れるとか 傷つけるとかは 私はあまり。本でまで見たくない。


だんなが最近、太宰治の「人間失格」を買ってきた。

彼は「借りる派」ではなく、一度しか読まないのに買ってくる!豪勢だ。

読ませてもらったら、自分まで ずぶずぶと沈んでいきそうだ。
優れてるのかもしれないけれど、こういうのはどうも、自分には合わない。


本を読むといつも思うのだけれど、

私が 産んでもらって、今 生きていて、いつかしぬと思うんだけど、
結局、今の自分の持ち物で、このメンバーで、
この何十年かを 慈しみながら暮らすしかないんだなあと。

子どもに障害があるとかないとか どこの学校に行くとか、
こういうのも 大事ではあるんだけど、人生最大の目的ではなくて。

私が死ぬ後は、50年も経ったら、もう何も残ってないので。
きっと、私があす死んでも、赤ん坊は数日も覚えてなくて、誰かになつくだろう。

いま、赤ん坊の笑い声が聞ける、自分に向かって這ってくる(そのあと、飯粒を髪につけられたり、かみを引っ張られたり、鼻をちぎられそうになったりするんだけど)、
手をつないで昼寝する、
(だんなはそろわないけど)みんなで夕飯を食べる
おこったり笑ったり喧嘩したり悩んだりする、

悩みも不満も不安も、たまにあるけど、それでいいんだなあ〜

生まれる、(運がよければ)愛する、死ぬ、これだけなんだなあと思う。

世の中に対しては、自分がもらったものに ちょっと上乗せして、お返しできたらいいんだけど。これは出来てません。