茂木健一郎の番組

昨日も、テレビのバラエティで、茂木健一郎さんが出ていて(脳科学ってブームなんでしょうか)、
脳がすごく広範囲にダメージを受けたひとたちの、その後の驚異的回復、というのをやっていた。

一人目が、幼少時の高熱で脳に水がたまって、
医師から、しゃべれも歩けもしないでしょう、といわれた人の話。その人は今30代で、20さいころに歩けるようになって、今では手のひらに字を書くことで意思表示ができる人という話。おおきなトランポリンを飛んで、その跳びに合わせて生演奏の楽器を伴奏してくれるという訓練法らしい。これは(人によっては)面白いでしょう!私も跳ねてみたい。「本人が面白いと意欲的なら」トランポリンにこだわらず、何でも良いと思いました。ただ楽器は自分は苦手なので好きに飛ばせてほしい。


二人目が、ピアニストで左半身が利かなくなった人の話。
(家のものが かちゃかちゃチャンネルを変えるので 見れなかった)

3人目は、大学生が事故にあい、脳の半分のうちの、75%が壊れてしまった人の話。この人も、絶望的といわれていたけど、運動機能に障害は残っているが、訓練により取り戻し、知能は以前よりも向上したという話。



要は、脳の「働き」のほうが、「容積」よりも大事ということでしょうか。


こういう、「奇跡的回復!」というのは、いい面も困った面もあって、
見たらしい人たちから、「テレビであってたけど、治るらしいよ!○○療法やってみなよ!」「親の愛があれば奇跡が起こせるはず!」と 他人事で&決め付けてしつこくいわれると うっとおしいというのが悪い面。奇跡が起こった人もいるし、まだ起こってない人もいるんです。
また、障害を持ってる本人にも、選ぶ権利(訓練の中身などを)もあるっちゅーの。「いい訓練だから!」と嫌がってる人に無理にさせるほど無駄なことはないと思うから(これは自分がそう思うだけです)。

いろんな原因の、いろんな症状の人がいるということが世間にわかることや、
さまざまな訓練の試みを 自分も参考にできたり、希望を持つこともできるという面ではすばらしいと思う。


1号もいっしょに見てたんですが、「(茂木さんの)髪の毛は、どうしていろんな方向にある(もじゃもじゃ)なのかなあ?」が感想でした。