「いつも課題はできてるのに、何でテストは点数が一桁なの?」
と聞いたときの答え
「俺の心は…
…ゼリーのようなんだよ
(指が震える)
心が冷蔵庫に入ったように…冷えて固まるときがあるんだ。
電子レンジに入ったように 温まって 溶けているときもあるよ。
テストのときは、
心がゼリーのように、固まっていたんだ。」
(テスト風景の目撃者である先生によると、
1号は、心だけでなく、体も固まっていたらしい。)
そういい終わった後、
(私が)「点数のことを責めるのがプレッシャーの一部でもある」という1号。
「責めてるんじゃないよ、やれるとこだけやれて 結果が、5点なら文句はないよ。
ただ、いつもできてるとこができてないので、もし、困ってるんなら、原因と助けが要るのかなと思って聴いてるだけ」
「じゃあお母さんは僕のことをすきだからそういうの」
「そうだよ、あたりまえだよ。私はいつも1号が好きだもん」
1号は、私の、毛足の長いフリース(ユニクロ製)にほっぺたをくっつけてきた。(この服のさわり心地が好きらしい)
改めて私がハグハグしようとすると身を引く。
「ゼリーのハートを持つ男」は扱いが難しいのでした。